WiMAXの速度制限|使い放題の条件・30GB制限・混雑時の制御

WiMAXの速度制限

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「WiMAXは使い放題と聞くけれど、本当に速度制限はないの?」「動画やテレワークで毎日たくさん使うと、遅くなるのでは?」。WiMAXを検討していると、こうした不安が出てきます。

この記事は、一人暮らしで光回線の工事をせずにWiMAXを契約しようか迷っていて、動画視聴やWeb会議で毎日それなりにデータを使う社会人の方を想定しています。速度制限の条件は、2026年11月5日にUQ WiMAXとBIGLOBEの公式サイトで確認した内容をもとにまとめました。

この記事でわかること

  • WiMAX +5Gの速度制限の種類と、それぞれがかかる条件
  • 以前あった「3日間で10GB・15GB」の制限が今どうなっているか
  • 速度制限で困らないための選び方と、遅いと感じたときの確認手順

結論:月間の上限はないが「混雑時の制御」と「プラスエリアモードの30GB」に注意

現在のWiMAX +5G(UQコミュニケーションズの回線を使う、WiMAXの5G対応サービス)は、初期設定の「スタンダードモード」なら月間データ容量に上限がありません。

ただし、まったく制限がないわけではありません。公式サイトでは、次の2点が案内されています。

  • 一定期間内に大量のデータ通信をした場合、混雑する時間帯の通信速度を制限することがある(具体的な基準の数値は公表されていません)
  • 有料オプションの「プラスエリアモード」で月30GBを超えると、月末まで送受信最大128kbpsに制限される

つまり、普段はスタンダードモードで使い、プラスエリアモードは必要なときだけにすることが、速度制限で困らないための基本です。

WiMAXの速度制限は3種類

UQ WiMAXの「ギガ放題プラスS」や、同じ回線を使うBIGLOBE WiMAX +5Gの公式ページに書かれている制限を整理すると、次の3つに分けられます。

1. 大量利用時の「混雑する時間帯」の速度制限

公式サイトでは「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合があります」と案内されています。

何GB使うと対象になるのか、何時から何時までなのか、制限後の速度はどのくらいかといった具体的な数値は、2026年11月時点の公式ページには載っていません。混雑する時間帯に限って調整される可能性がある、と理解しておきましょう。

2. エリアの混雑・ネットワークの高負荷による制御

個人の使用量とは別に、エリアの混雑状況によって速度が制限される場合があります。また、ネットワークに継続的な高負荷がかかったときは、状況が改善するまでの間、サービスを安定させるための速度制限を行う場合がある、とされています。

WiMAXはベストエフォート型(最大速度を保証しない方式)のサービスなので、利用者が多い時間帯や場所では、制限がなくても速度が下がることがあります。

なお、通信事業者が行う帯域制御(混雑時に通信量を調整すること)については、電気通信事業関連の4団体が「帯域制御の運用基準に関するガイドライン」を2008年5月に策定しており、総務省もオブザーバーとして取り組みを支援しています。

3. プラスエリアモードの月間30GB制限

プラスエリアモードは、建物の陰や屋内にも届きやすい800MHz帯の電波を使えるようにする有料オプションです。料金は月1,100円(税込)で、申し込み手続きは不要。ルーターでモードを切り替えるだけで使えます。

このモードでの月間データ通信量が30GBを超えると、当月末まで通信速度が送受信最大128kbps(kbpsはMbpsの1,000分の1の単位)に制限されます。制限は翌月1日に順次解除されます。BIGLOBEのFAQでは、この制限を途中で解除するサービスはないと案内されています。

公式の案内では、この30GB制限はスタンダードモード利用時は対象外とされています。また、プラスエリアモードで通信するとその月のオプション料金がかかり、UQの案内では別のモードに戻しても日割りにはならないとされています。auスマートバリュー、またはUQ mobileの「自宅セット割 インターネットコース」の適用中は、オプション料金が無料です。

速度制限の種類の比較表

制限の種類 対象 かかる条件 制限の内容
大量利用時の制限 スタンダードモードも対象 一定期間内に大量のデータ通信(基準は非公表) 混雑する時間帯の通信速度を制限する場合あり
エリア混雑・高負荷時の制御 全利用者 エリアの混雑、ネットワークの継続的な高負荷 状況が改善するまで制限する場合あり
プラスエリアモードの容量制限 プラスエリアモード利用時 当月の通信量が30GB超 月末まで送受信最大128kbps(翌月1日に順次解除)

BIGLOBE WiMAX +5Gの公式サイトを見る

以前の「3日間10GB・15GB」制限はどうなった?

WiMAXの速度制限というと、「3日間で10GB(または15GB)を超えると夜に遅くなる」というイメージを持つ方もいるかもしれません。これは主に以前のルールです。

WiMAX +5Gの「3日間15GB」は2022年2月に変更

BIGLOBEのFAQによると、WiMAX +5Gでは以前、直近3日間の通信量が合計15GB以上になると通信速度を一律に制限していました。この条件は2022年2月1日に変更され、現在は前述の「大量利用時に混雑する時間帯の速度を制限する場合がある」という案内です。

旧プラン「ギガ放題(WiMAX 2+)」は3日間10GBの制限が案内されている

一方、2022年3月31日に新規受付を終了したWiMAX 2+の「ギガ放題」などを今も契約している場合、UQの公式ページでは次の制限が案内されています。

  • 前日までの直近3日間で、WiMAX 2+とau 4G LTEの通信量の合計が10GB以上
  • 翌日の18時頃から翌々日の2時頃まで速度を制限
  • 制限後の最大速度は概ね1Mbps(UQは「YouTube動画の標準画質レベルが視聴可能な速度」と説明)

古いルーターと料金プランを長く使っている方は、契約中のプランをマイページで確認してみてください。WiMAX各社の料金をまとめて比べたい場合は、WiMAX料金比較【2026年10月】|プロバイダ5社の月額・料金プラン・端末代・特典も参考にしてください。

速度制限で困らないための選び方と確認ポイント

使う場所がスタンダードモードのエリア内か

プラスエリアモードを頻繁に使わないとつながらない場所では、30GBの制限にかかりやすくなります。申し込む前に、UQ WiMAXやBIGLOBEのサービスエリアページで、自宅や職場がスタンダードモードのエリアに入っているかを確認しましょう。エリア内でも、屋内や周囲の建物・地形によってつながらないことがあると案内されています。

毎日どれくらい使うか

大量利用時の制限は基準が公表されていないため、「何GBまでなら大丈夫」と言い切ることはできません。長時間の動画視聴や大きなファイルのダウンロード、ゲームのアップデートなどを毎日のように行う場合は、混雑する時間帯に速度が落ちる可能性も考えておきましょう。

光回線とどちらが合うか

家族で同時に高画質の動画を見る、Web会議を毎日長時間行う、といった使い方なら、光回線のほうが合う場合もあります。持ち運びが必要か、工事ができる住まいかによっても向き不向きが変わります。置き型と持ち運び型の違いは、ホームルーターとWiMAXの違い|置き型と持ち運びの選び方で詳しく解説しています。

契約後のキャンセル条件

BIGLOBEのFAQでは、申し込み後にエリア外で接続できなかった場合でもキャンセルはできず、申込時にかかった料金は返金されないと案内されています。BIGLOBE WiMAX +5Gでは、データ端末のレンタルやお試しも行っていません。

通信サービスには、契約書面を受け取ってから8日以内なら契約を解除できる「初期契約解除制度」や、その代わりとなる「確認措置」という仕組みがあります(総務省)。ただし、制度の対象かどうかや端末代の扱いは契約によって異なるため、契約書面や事業者に確認してください。

速度が遅いと感じたときの確認手順

「速度制限がかかったかも」と感じたら、次の順番で確認してみてください。BIGLOBEのFAQで案内されている対処法も含めています。

  1. 通信モードを確認する:プラスエリアモードになっていないか、ルーターの画面で確認します。
  2. データ通信量を確認する:BIGLOBEならマイページで確認できます。速度制限に関する通知を事前に受け取れる「データ量通知サービス」も案内されています。
  3. ルーターと接続機器を再起動する
  4. 置き場所を変える:ホームルーターは窓際など電波が入りやすい場所や、使う機器の近くに置きます。
  5. Wi-Fiの周波数を5GHzにする(モバイルルーターの場合)
  6. 接続している機器の数を減らす
  7. 省電力モードを解除する(モバイルルーターの場合)

夜だけ遅い、特定の場所だけ遅いといった場合は、制限ではなくエリアの混雑や電波状況が原因のこともあります。

BIGLOBE WiMAX +5Gの速度制限と料金

BIGLOBE WiMAX +5Gは、BIGLOBEが提供するWiMAX +5Gのサービスで、料金プランは「ギガ放題プラスS」です。速度制限の条件はここまで説明した内容と同じで、スタンダードモードは月間データ容量の上限がなく、プラスエリアモードは月30GBまでです。

料金と特典(2026年11月5日確認・税込)

項目 内容
月額料金 5,258円(ルーターセット・SIMのみ共通)
値引き特典 サービス開始の翌月から24カ月間、毎月1,650円引き(値引き後3,608円)
初月の月額料金 無料(初月に解約すると1カ月分がかかる)
申込手数料 3,300円
契約解除料 不要
ルーター代 総額33,264円(クレジットカードは24回または36回の分割払い)
プラスエリアモード 月1,100円(auスマートバリュー等の適用中は無料)

別途、ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料がかかります。支払いはKDDI請求で、請求元はKDDI株式会社です。

キャッシュバック特典の受取条件

  • 内容:ルーターとSIMを同時に申し込み、申込時にクーポンコード「RGZ」を入力すると11,500円のキャッシュバック
  • 条件:対象プランは「ギガ放題プラスS」。クーポンコードは大文字で入力するよう案内されています。料金の滞納がある場合や、サービス開始月に解約した場合は対象外です
  • 申請方法:サービス開始月の翌月(キャッシュバック対象月)の2日目から45日間のうちに、BIGLOBEマイページで振込先の口座を登録
  • 受取時期:口座の登録完了から数日後に振り込み。期間内に手続きしないと特典は無効になります

特典は予告なく変更・終了する場合があるため、申し込み画面で最新の内容を確認してください。

向いている人

  • 工事をせずに、自宅と外出先の両方でネットを使いたい人
  • 契約解除料がかからないサービスを選びたい人
  • auやUQ mobileのスマホを使っていて、プラスエリアモードを無料で使える人

注意点

  • 申し込み後のキャンセルはできず、端末のお試しもない
  • ルーター代の分割払いの途中で解約すると、残りの代金を支払う必要がある
  • 値引きは24カ月間で、25カ月目以降は月額5,258円になる

2026年10月の料金改定の内容は、BIGLOBE WiMAX +5Gの値上げ【2026年10月】|新料金と特典でまとめています。

BIGLOBE WiMAX +5Gの公式サイトを見る

よくある質問

WiMAXのスタンダードモードに月間のデータ上限はありますか?

UQ WiMAX・BIGLOBEともに、スタンダードモードの月間データ容量は上限なし(無制限)と案内されています。ただし、一定期間内に大量のデータ通信があった場合は、混雑する時間帯に速度を制限する場合があります。

何GB使うと速度制限されるか公表されていますか?

2026年11月時点の公式ページでは、大量利用時の制限について具体的な通信量や時間帯の数値は示されていません。数値で示されているのは、プラスエリアモードの月30GB(超過後は送受信最大128kbps)です。

プラスエリアモードの速度制限はいつ解除されますか?

翌月1日に順次解除されます。BIGLOBEのFAQでは、月の途中で制限を解除する方法は用意されていないと案内されています。

テレワークやオンラインゲームにWiMAXは使えますか?

BIGLOBEは公式サイトで、オンラインゲームやリモートワークにも十分な高速通信だと説明しています。ただし、ベストエフォート型のため、電波状況や混雑によって速度は変わります。在宅で長時間使う場合は、在宅ワーク向けネット回線の選び方|上り速度・安定性とWeb会議の目安も参考に、光回線と比べて検討してみてください。

まとめ

  • WiMAX +5Gのスタンダードモードは月間データ容量の上限なし。ただし大量利用時は混雑する時間帯に制限される場合がある(基準は非公表)
  • プラスエリアモードは月1,100円(税込)で、月30GBを超えると月末まで送受信最大128kbps
  • 以前の「3日間15GB」は2022年2月に変更。旧WiMAX 2+プランの「3日間10GB」は現在も案内がある
  • 申し込み前にスタンダードモードのエリアを確認し、プラスエリアモードは必要なときだけ使う

速度制限の仕組みを理解したうえで、自宅のエリアと毎日の使い方に合うかを確認してから申し込みましょう。

BIGLOBE WiMAX +5Gの公式サイトを見る

出典

情報は2026年11月時点の各社公式サイト・公的機関の情報に基づきます。最新情報は公式サイトでご確認ください。