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「転勤や引っ越しが多いので、光回線の工事はしたくない」「端末を分割で買うと、途中で解約したときの残りの支払いが不安」。そんな理由で、端末をレンタルで使えるホームルーター(コンセントに挿して使う据え置き型のWi-Fi機器)を探している方は多いのではないでしょうか。
この記事は、賃貸で一人暮らしをしていて、数年以内に引っ越す可能性がある会社員の方を想定しています。株式会社NEXTが提供する「おきらくホームWi-Fi」について、2026年10月時点の公式サイトの情報をもとに、料金・機種・解約時の注意点をまとめました。
この記事でわかること
- おきらくホームWi-Fiの2機種・2プランの料金の違い(税込)
- 14日間お試しキャンペーンと初期契約解除制度の違い
- 解約の締め日・返却期限・損害金など、レンタル型ならではの注意点
結論:端末を買わずに、試してから決めたい人に向いている
先に結論です。おきらくホームWi-Fiは、次のような方に向いています。
- 端末を購入せず、レンタルでホームルーターを使いたい人(端末代の残債が発生しない)
- 自宅の電波状況が不安で、まずは14日間試してから決めたい人
- ソフトバンク回線とWiMAX回線のどちらかを選びたい人
一方で、端末は購入できず、返却しなかった場合や破損した場合には損害金がかかります。また、月額料金は日割りされないため、申し込むタイミングにも注意が必要です。
ほかの工事不要サービスと比べたい方は、ホームルーター比較|工事不要3社の料金・特典【2026年10月】もあわせてご覧ください。
おきらくホームWi-Fiとは
おきらくホームWi-Fiは、株式会社NEXT(電気通信事業者届出番号A-27-14377)が2023年7月から提供している、ホームルーターのレンタルサービスです。
届いた端末をコンセントに挿すだけで使えるため、光回線のような開通工事(建物から部屋まで回線を引き込む作業)が要りません。端末は購入ではなくレンタルなので、端末代はかかりません。
なお、届く端末は新品またはリファビッシュ品(点検・整備済みの再生品)のいずれかで、自分で選ぶことはできないと案内されています。
申し込む前に決める3つのこと
1. 機種(使う回線)を選ぶ
選べる機種は2つで、機種によって使う回線が変わります。
- TP-Link Archer MR600:ソフトバンクの4G/LTE回線を使う機種。4G/LTE通信時の下り最大300Mbps。5Gを使いたい場合はL13を選びます。
- Speed Wi-Fi HOME 5G L13:WiMAX回線(5G・4G LTE・WiMAX 2+)を使う機種。下り最大4.2Gbps・上り最大286Mbps(いずれも一部エリア)。
最大速度は技術規格上の数値です。通信はベストエフォート型(最大値を保証しない提供方式)のため、実際の速度は環境や時間帯によって大きく下がる場合があります。
自宅の住所が対応エリアに入っているかは、MR600ならソフトバンク、L13ならUQ WiMAXのエリアマップで確認しましょう。WiMAX回線のサービス同士を比べたい方は、WiMAXプロバイダ5社比較|月額・端末代・特典【2026年10月】も参考になります。
2. 料金プラン(2年契約か縛りなしか)を選ぶ
料金プランは「2年契約プラン」と「縛りなしプラン」の2種類です。2年契約プランのほうが月額は330円(税込)安い一方、機器発送月を含む24か月以内に解約すると、月額料金1か月分の解約手数料がかかります。25か月目以降の解約なら解約手数料はかかりません。
縛りなしプランは、いつ解約しても解約手数料はかかりません。なお、縛りなしから2年契約へは変更できますが(変更手数料1,100円)、2年契約から縛りなしへは変更できません。
3. 発送のタイミングを選ぶ
契約開始日は端末の発送日で、月額料金は日割りされません。たとえば月末に発送されると、数日しか使っていなくても1か月分の料金がかかります。
申込時に「翌月の月初発送」を選ぶこともできるため、急ぎでなければ月初の発送を選ぶと無駄が少なくなります。発送は即日〜5営業日以内(土日祝は発送なし)、到着は発送後おおむね1〜3日と案内されています。配送時間や利用開始日の指定はできません。
料金プランの比較表(2026年10月時点)
金額はすべて税込です。1〜6か月目は「6か月割引キャンペーン」(機器発送月を含む6か月間、毎月220円割引)を適用した金額で、公式サイトに記載の税別額を税込に換算しています。
| プラン・機種 | 1〜6か月目 | 7か月目以降 | 解約手数料 |
|---|---|---|---|
| 2年契約/MR600(ソフトバンク回線) | 4,070円 | 4,290円 | 24か月以内の解約で4,290円 |
| 2年契約/L13(WiMAX回線) | 4,400円 | 4,620円 | 24か月以内の解約で4,620円 |
| 縛りなし/MR600(ソフトバンク回線) | 4,400円 | 4,620円 | なし |
| 縛りなし/L13(WiMAX回線) | 4,730円 | 4,950円 | なし |
このほか、契約事務手数料3,300円がかかります。端末はレンタルのため端末代は0円で、初回発送の送料も無料です。6か月割引キャンペーンは2025年3月14日から実施されており、終了日は未定です(個人向け・1人1台まで)。
24か月使った場合の総額の目安
上の料金をもとに、24か月使った場合の支払総額を試算しました(契約事務手数料を含み、オプション料金は含みません)。
| プラン・機種 | 24か月の総額(試算・税込) |
|---|---|
| 2年契約/MR600 | 104,940円 |
| 2年契約/L13 | 112,860円 |
| 縛りなし/MR600 | 112,860円 |
| 縛りなし/L13 | 120,780円 |
2年契約と縛りなしの差は月330円です。MR600の場合、13か月使った時点で差額の合計(330円×13か月=4,290円)が解約手数料と同じ額になります。
つまり、13か月以上(L13は14か月以上)使う見込みがあるなら、24か月以内に解約したとしても、2年契約のほうが総額は同じか安くなる計算です。1年未満で解約する可能性が高い方は、縛りなしプランが向いています。
おきらくホームWi-Fiの特徴・向いている人・注意点
端末はレンタルなので残債が発生しない
端末を分割払いで購入するタイプのホームルーターは、途中で解約すると残りの端末代(残債)を支払う必要があります。国民生活センターは2025年11月、据置型Wi-Fiルーターについて「実質無料と言われて契約したが、解約時に本体代金を請求された」といった相談事例を紹介し、契約前に本体代金や解約時の費用を確認するよう呼びかけています。
おきらくホームWi-Fiは端末がレンタルのため、割賦(分割払い)の残債は発生しません。その代わり、解約後は端末の返却が必要です。
14日間お試しキャンペーンがある
初めて申し込む個人の方(1回線)を対象に、端末の到着日を含む14日以内に解約を申告して端末を返送すれば、月額料金と解約手数料が0円になるキャンペーンがあります(2023年7月14日から実施、終了日未定。全プランが対象)。
ただし、契約事務手数料3,300円はかかり、返却の送料は自己負担です。公式サイトの例では、5月25日に端末が届いた場合、6月7日までに解約申請と返却を済ませる必要があります。
エリア内なら引っ越し先でも使える
公式サイトのよくある質問では、引っ越し先や出張先が対応エリア内であれば、コンセントに挿すだけで使えると案内されています。引っ越すときは、サポートフォームから新しい住所を連絡します。
ホームルーターの中には登録住所でしか使えないサービスもあるため、引っ越しが多い方にとっては確認しておきたいポイントです。
向いている人
- 転勤や引っ越しの予定があり、端末の残債を抱えたくない人
- 自宅で電波がしっかり入るか、まず試してから決めたい人
- クレジットカードで支払える人
向いていない人
- 端末を買い取って手元に残したい人(端末の購入はできません)
- デビットカードや口座振替で支払いたい人
- スマホ料金のセット割を重視する人
スマホとのセット割を重視する方は、スマホと同じ会社のサービスも比べてみてください。例えばソフトバンク系のサービスについては、SoftBank Airキャンペーンの窓口比較|受取条件と注意点で解説しています。
注意点
- 返却期限と損害金:解約後は、解約月の翌月10日までに端末の返却が必要です。返却がない場合や紛失・破損した場合は、本体32,780円、SIMカード3,300円、ACアダプター4,400円、Ethernetケーブル1,650円の損害金がかかります。
- 解約の締め日:毎月15日までに連絡すれば当月末、16日以降の連絡は翌月末の解約になります。解約月の料金も日割りされません。
- 支払い方法はクレジットカードのみ:VISA・Master・JCB・American Express・Dinersに対応しています。デビットカード、プリペイドカード、日本国外で発行されたカードは使えません。
- 速度制限:データ容量は無制限ですが、著しく大容量の通信をした場合は速度が制限されることがあります。L13で使えるプラスエリアモード(対応エリアを広げる有料の通信モード。利用した月のみ1,100円)は、月30GBを超えると128kbpsに制限されます。
- 未成年は契約者になれない:親権者が契約者として申し込む必要があります。
破損や故障が心配な方向けに、オプションの「あんしん補償」(月額550円、初月無料)があります。全損・部分破損・水濡れが対象で、1年に1回まで0円で交換できます。加入できるのは申込時のみで、途中からは加入できません。
申し込みから解約までの流れ
- エリアマップで、自宅の住所が選ぶ機種の対応エリアか確認する
- 公式サイトの申込フォームから、機種・プラン・発送時期を選んで申し込む(本人確認書類は運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・在留カードなど)
- 端末が届いたら、コンセントに挿して使い始める
- 解約するときは、公式サイトのサポート窓口から申告する(15日までの連絡で当月末の解約)
- 解約月の翌月10日までに、端末と付属品を返送する
よくある質問
Q. 端末を買い取ることはできますか?
A. できません。おきらくホームWi-Fiの端末はレンタルのみで、解約後は返却が必要です。
Q. 14日間お試しと初期契約解除制度はどう違いますか?
A. 14日間お試しは事業者独自のキャンペーンで、到着日を含む14日以内に解約・返却すれば、月額料金と解約手数料が0円になります(事務手数料3,300円はかかります)。
初期契約解除制度は電気通信事業法に基づくルールで、総務省の案内では、契約書面を受け取ってから8日以内であれば契約を解除できます。おきらくホームWi-Fiの重要事項説明では、端末の到着日と契約書類の受領日のうち遅い日から8日以内に、書面または電子メールで申し出ると案内されています。この場合、解約手数料はかかりませんが、契約事務手数料や日割りの月額費用は請求され、端末は解約希望日から10日以内に返却が必要です。
Q. 引っ越したあとも使えますか?
A. 引っ越し先が対応エリア内であれば使えると案内されています。サポートフォームから新しい住所を連絡しましょう。なお、端末を日本国外へ発送することはできません。
Q. 支払い方法は何がありますか?
A. 個人契約はクレジットカードのみです。請求書や領収書は発行されないため、利用料金はカード会社の明細で確認します。
まとめ
おきらくホームWi-Fiは、端末をレンタルして使う工事不要のホームルーターです。端末代の残債が発生せず、14日間お試しもあるため、「まず試してから決めたい」方に向いています。
申し込む前に、次の3点を確認しておきましょう。
- 自宅の住所が、選ぶ機種の回線(ソフトバンクまたはWiMAX)のエリア内か
- 2年契約と縛りなしのどちらが自分の利用期間に合うか(13〜14か月以上使うなら2年契約が有利な計算)
- 解約の締め日(毎月15日)、返却期限(解約月の翌月10日)、損害金の金額
キャンペーンの内容や料金は変わる場合があるため、申し込む前に公式サイトで最新情報を確認してください。
出典
情報は2026年10月時点の各社公式サイト・公的機関の情報に基づきます。最新情報は公式サイトでご確認ください。
- おきらくホームWi-Fi 公式サイト(料金・キャンペーン・機器):https://okiraku-home-wifi.jp/
- おきらくホームWi-Fi よくある質問:https://okiraku-home-wifi.jp/faq
- おきらくホームWi-Fi 重要事項説明:https://okiraku-home-wifi.jp/explanation/
- 総務省 携帯電話ポータルサイト「Q5. 初期契約解除ってなに?」:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/keitai_portal/gimonkaiketsu/q_5.html
- 国民生活センター(2025年11月19日公表・据置型Wi-Fiルーターに関する注意喚起):https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20251119_1.html
- ソフトバンク サービスエリアマップ:https://www.softbank.jp/mobile/network/area-map/
- UQ WiMAX 対応サービスエリア:https://www.uqwimax.jp/wimax/area/


